子犬に天罰方式でシツケ、失敗しうまくできない。
やり方がダメなのか他の方法が良いのか、タイプ的に合っていないのか、注意点は？ベストアンサーを見る

【状況と今の対処】 質問者：海賊王 さん

子犬（コーギー♂3ヶ月）飼い始めました。
悩みは犬の夜鳴きです。我が家にやってきてから、毎晩夜鳴きをしています。
無視しても、サークルにシーツをかけて目隠ししても、私の服を入れたりしてもダメでした。
天罰作戦を実行しても、人の小さな足音や気配に気づいているようです。

天罰方式で上手くシツケできた犬もいますが、何回も天罰を繰り返し失敗例もあります。
犬が音に慣れた、天罰を乱用しびびりな性格になり、小さな音にも恐怖心を持つ犬になった、天罰の乱用にご注意ください。

天罰方式の種類は、音を使う方法と、犬が嫌な臭いを使う方法です。

【天罰方式の種類とやり方】

1音

1. ペットボトルや空き缶に、ネジ、小石、小銭、ビー玉など入れて、犬が鳴いたら壁に放り投げる。
2. スリッパや新聞紙で、壁や床を叩き大きな音を出す。
3. ビニール袋に空き缶を入れ、長い紐で結ぶ。ケージやサークル近くに設置し、犬が吠えたら紐を引いて音を出す。
4. リモコン操作で、ステレオやラジカセから大きな音が鳴る。

2臭い

犬が嫌がる臭いやスプレーを吹きかける。例：お酢+水で薄めた特製お酢水スプレー（お酢１に対して、水２〜５倍ぐらいで薄める）犬が物を噛む対策、嫌がる臭いやスプレーの作り方

犬がイケナイことをしたら、即実行します。
飼い主は犬を見ない、体を犬に向けない、無言で知らぬ顔してやる。すぐ止める犬もいますが、結果をあせらないこと。

飼主（人）がやっていると、犬に知られぬよう注意します。
飼主が嫌なことしていると知れると『飼主＝嫌な人』と思い込み、しつけや信頼関係で問題に。天罰方式はこれが難しく、批判されたり途中で止める飼主さんが少なくありません。

飼い主がが望まない犬の行動を抑制するため、不快な刺激を与える方法が「天罰方式」です。
例えば、大きな音や嫌な匂い、水をかける方法があります。突然不快な刺激を犬に与えます。

犬のしつけで「天罰方式」は英語で "Positive Punishment" や "Aversive Training" と呼ばれ、犬のトレーニングで「天罰方式」は推奨されていません。

1持続性

その場だけの一時的な効果。根本的な解決にならない。

2怖がり、びびりな性格に

犬の恐怖心が増長される。怖がり、びびりな性格になる。　犬が怖がりな性格、びびり克服する方法

3信頼関係の毀損

犬が飼い主から逃げる、飼い主を嫌がる。信頼関係に問題が発生する。犬と信頼関係をつくる方法、良いパートナーになる

天罰方式で一定の効果があったのは事実としてあります。実行する際は、犬の様子を注視し、細心の注意をはらう必要があります。
過剰にやりすぎた、犬に向いてない等により、その後の犬との信頼関係に問題が発生した事例もあります。

犬を褒めて伸ばす"Positive Reinforcement"方法が一般的に推奨されてます。
日本語で「正の強化」「ポジティブ強化」「オペラント条件づけ」。望ましい行動した犬、ボスが大きく褒めて伸ばす方法です。飼い主が犬のリーダーになる方法、上下関係でボスと認める

我が家の天罰方法は、携帯電話を使います。

携帯電話を2コ用意し、1つの携帯電話を犬がいるバリケン（ハウス）の上に置きます。
もう1台を自分の近くに用意し、犬が鳴き始めたらバリケンの上の携帯電話へかけます。
バリケン上に置く携帯電話は、「最大音量＆バイブ（振動）あり」設定にします。着信音は派手で賑やかな曲を選びます。

ウチは、犬がハウスで過ごせるようになってから始めたので、携帯電話を犬が噛んだりかじることはありませんでした。が、質問主さんの犬は、まだ幼くてバリケン（ケージ）の扉を閉めたら、嫌がって鳴き続ける恐れがあります。　ケージに入れると犬が鳴く、ハウス嫌いを直す方法

天罰方式のシツケは「褒める」と「大きな音（天罰）」セットで使います。
大きな音で脅かすだけは、犬が音響シャイになるので注意が必要です。

天罰方式をスタートする時期は、犬が褒められること、叱られることを理解出来るようになってからです。犬の叱り方、いけない・ダメ・ノーを教えるコツ

我が家では、リビングにサークルを置いたので、しばらくはサークル近くに人の布団を敷いて寝ていました。
サークルの上に毛布を被せ、鳴いたら隙間から、人が手を入れて子犬をなでました。夜鳴きをしたのは、たった一日だけでした。それでも環境が変って寂しいと思い、しばらくはリビングで寝ていました。

子犬の性格で違いがあるので、同じ対処で夜鳴きが止まるか分かりません。が、迎えたばかりの子犬にとって人の気配がない所で、寝るのは寂しいと感じるのは当然です。　犬の夜泣きが酷い、防止するシツケのやり方

天罰で携帯電話を使うことを投稿した者です。
音響シャイについて質問があります。的外れだったらごめんなさい。
我が家の場合だと、天罰方式をしようにも、人が近づくだけで喜び「ご褒美」になってしまう犬なので、携帯電話を利用しました。

犬が鳴いたら、 隙間から手を入れる方法は、なでられたら子犬は鳴き止むが、手を外した瞬間から鳴き始めます。よって「犬が鳴く→ケータイが鳴る＝天罰」、「犬が静か→ケータイも静か＝ご褒美」という考えです。

この方法が有効かは、犬の性格にも寄るのでしょうが、犬にとって有害でしょうか？
天罰方式を始める時期は、犬がどのくらいの月齢からだとお考えですか？

犬の性格も様々で『音に敏感な犬は、音響シャイになることもある』という意味で書きました。
掃除機の音は大丈夫なのに、掃除機がケージに当たりガシャーン音でパニックになる犬もいました。
もし質問主さんが、何度も大きな音で子犬を驚かして、犬が音響シャイにでもなったらと懸念した訳です。

我が家は多頭飼いで、2頭目の犬は音に鈍感ですが、先住犬は敏感です。
先住犬が子犬の頃、大きな音の天罰方式を試したが、音響シャイの兆候がありすぐに止めました。 それぞれの犬の性格にあったシツケが重要ですね。

天罰方式を始める時期は、どれくらいの月齢からと質問ですが、子犬の性格や理解度の違いもあるので正解はありません。天罰の有効性は、犬の反応や様子を見て、飼主さんが判断するしかないです。子犬のシツケは何ヵ月から？いつから始めると効果的？

うちの場合は、先住犬が成犬になってから、天罰方式を使うシツケを取り入れました。
吠えた時に音を立てるか物（ぬいぐるみやボール）を犬の傍に投げて、吠えるのを止めた瞬間、そばに呼び褒めてます。これで殆ど吠え続けるということはなくなりました。

犬のシツケは、犬の様子を見ながら無理せずですね。
天罰方式も、他のシツケも、その犬の性格にあっているか。

飼主（人）がいなくても、落ち着いて静かに過ごす方法は、いろいろあります。犬の分離不安症を解消、人がいなくても落ち着かせる方法
我が家は子犬の時から「ご褒美」を理解したので、この方法も効果があったようです。

返信ありがとうございました！
携帯電話を使うなんて目からうろこです！これなら人が降りて来る気配がないので、人間の仕業とはばれないですね。