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犬に生肉、メリットとデメリット注意すること あい さん

犬 生肉 食べる メリット デメリット 注意点 Barf ローフード

犬が生肉を食べるメリットとデメリットについて、犬の食事を生肉食にするとき注意する点を教えてください。
ドッグフードの良し悪しについては色々ありますが、生肉(内臓から全て与える)に関しての情報がみつかりません。

近所の老犬が生肉を食べ始めたら、皮膚の炎症が治ったと勧めてくださいました。
犬は、祖先が狼だから、生肉(内臓含む)を食べるのが一番という説は理にかなってると納得できます。その一方で、数万年前から、犬は人間とともに暮らし、残飯を食べるペットになり、消化機能も変わってるのではと思う部分とがあり悩んでます。

今、生肉とドライフードを半々にして犬へ与えようかと思っています。生肉だけで育ててる方、良い点や悪い点を教えていただけると嬉しいです。
勧めて頂いたのは、豪州のBARF、馬肉、ジビエ肉(猪・鹿)です。

生肉のメリット、デメリット Barf信仰者 さん

犬にとって生食が良いか?悪いか?についての論争は、Dr.Billinghurst(ビリングハースト博士)によって提唱された、Barfによって活発となりました。
Barfとは、Biologically Appropriate Raw Food(生物学的に適した生食)の略ですが、Bone And Raw Food (骨と生食)ともいわれます。「犬の祖先は、焼いたり加熱し調理された食事は摂取していない、生食こそが大切な栄養を壊さずに摂取できる」と考え、「骨付き生肉」や「生野菜」の生食を推奨します。

1990年頃から始まり2000年になると日本でもブームとなり、博士によるセミナーも開催されました。なお、今ではBarfの影響による問題も浮上し、欧米では大きな論争となっています。

1生肉のメリット
肉や植物などの食物が持つ酵素やビタミン、ミネラルは加熱によって破壊され、量が減ったり、別の物質に変化する。食物に含まれる栄養を、体内に摂取するためには火を通さない生食が効率的。手作り食を勧めているサイトでは、タンパク質の摂取として生肉を推奨することも少なくない。
2生肉のデメリット
生肉には、寄生虫や細菌が存在
日本獣医学会、動物やペットを管轄する環境省、都道府県の保健担当部署も、ペットへ肉を与える時は加熱処理を推奨。 *1
また、 裂けた骨による内臓損傷や、細菌による消化器炎症、寄生虫による内臓器官の損傷は、これまでも頻繁に報告されてきていました。継続し与え続けると、内分泌系疾患発症なども危惧される報告もあるようです。

ホリスティックを理解した獣医師の見解でも「酵素にこだわるばかりに、全体に目が行かず、結局、動物の内臓に負担をかけ弱らせるケースも少なくない。実際、体内で作られる酵素を、体外から取り入れるようになることで、作り出す機能が低下するデメリットもある。
生肉に含まれる成分によって、腎臓や膵臓、肝臓の機能はフル回転する。家畜である犬は、野生のイヌ科動物のように、数年で死んでも良いとわけではない。せっかく勉強熱心な飼主さんが多いのだから、できるだけ多種多様な食材を食べさせて、基本的には何を食べても消化吸収できる強い身体を作るよう努めて欲しい」ということでした。

常に立ち止まり、犬に生肉を与えて良いのかじっくり考える余裕を持つべきと思います。

*1 ・犬、猫に生の鹿・猪肉を与えてよいか
「ヒトも,犬や猫等の動物も生食は厳禁」です。
引用元: 動物の病気や健康 − 日本獣医学会

・注意がひつようなもの - 生肉
生肉(生の豚肉や野生鳥獣肉)には寄生虫や細菌が存在する可能性があるため注意が必要です。犬や猫に肉を与えると時は加熱調理を行い予防しましょう。
引用元: 犬の食事と栄養 - 環境省

・動物からうつる病気(動物由来感染症)について
寄生虫感染や食中毒起因菌の感染を防止するため、生肉のままで与えないようにし、充分に加熱する。

- トキソプラズマ症: (略)〜肉類を生で食べたり、不十分な加熱でも感染することがあることから、肉類を生で食べることは避けて、十分な加熱を行ってください。
- サルモネラ症:(略)〜犬や猫に生肉を与えないことが感染予防となります。
- カンピロバクター症: (略)〜犬や猫に生肉を与えないこと、特に鶏肉はカンピロバクターに汚染されていることが多いので与えないことが予防
引用元: 大阪府東大阪市 健康部

犬に冷凍の生肉食を与えています 樫 さん

1歳になるうちの犬も、子犬の頃から、BARFを実行しています。
週4で手作り食、残り3日はドッグフード+市販の冷凍生肉食を与えています。
犬に生肉を与えて良かった点は、皮膚の痒み、目やにの量、それと耳垢が改善されました。

生肉食を与える前は、皮膚に関しては、掻いてやると大きなフケがぼろぼろ落ち、キュンキュン鳴きながら自分の体を噛むほどに酷かったのです。 今では、治り何の症状もないです。医者に見せる前に症状が落ち着いたので、原因不明ですがドッグフードによるアレルギーかななと?

耳垢もかなり酷かったです。耳垢はよくなるまでに数ヶ月を要しました。先日、思い出して耳掃除したのですが、ぜんぜん汚れてなくて驚きました。昔は2〜3日に一度掃除してやるたびに、ぽろぽろと赤黒い垢がとれたのに。
耳垢については、子犬から成犬になると体質が変わると聞いたので、一概に食生活の変化による改善とは言い切れないかもしれませんね。

ドライのドッグフードから生食に切り替える場合の注意点は、生肉の量を少しづつ与えます。
いきなり、全ての食事を生肉にすると、下痢をする犬もいます。慣らしていく期間を設定してください。

この前、散歩中に、ずっと生肉食を与えているという方にお会いしました。
その方の犬は2匹とも10歳前後でしたが、健康には何の問題もなく、定期健診以外は動物病院へ行ったことがないと言ってました。

犬は雑食なので、生肉だけだと栄養に偏り 通りすがり さん

犬は雑食です。
生肉だけを与えると栄養が偏るので、注意が必要です。 *2 
内臓を与えると、腸内に残っているもので栄養補給できる可能性もありますが、しかっりと栄養を補給する必要があります。ドライフードを一緒に与える案もありますが、必要な栄養(ビタミン、ミネラル、カルシウム、リン)を把握して補助する食材も与えてください。。

また、生肉食の注意点は、生肉に寄生虫がいる可能性があります。
生肉を犬に食べさせるのであれば、十分に勉強し準備してから食べさせてあげてください。

*2 ・生肉や生魚を与える場合の注意点
犬は雑食系の動物 生肉だけを与え続けていると、栄養バランスの偏りから、犬が本来必要としていて、食餌から補給しなければいけないビタミン類やミネラル類が不足しています。このため、カルシウムやリンの不足あるいは過剰から骨格の異常がおこったり、食物繊維の不足から下痢をしたり、脂肪の過剰から肥満などを招くことがあります。
引用元: 飼主のためのペットフード・ガイドライン - 環境省

生肉じゃなく、熱を通した肉は? プードルのメイ さん

なぜ、生の肉にこだわるのでしょうか?
生ではなく、火や熱を通した肉を与えるのはどうでしょうか?
生食(Raw food ローフード)のメリットといわれる、火や熱に弱い酵素やアミノ酸が破壊されず摂取できる点について、本当に腸で吸収されるのか、酵素が体に良い影響があるのか、いろいろと議論があります。

生肉を冷凍によって、寄生虫は死ぬかもしれませんが、細菌は休眠してるだけの可能もあります。焼いたり、茹でれば、寄生虫も細菌も死滅します。
我が家では、焼いたり、お湯でゆで熱を通した肉を与えています。体調に問題ありません。
肉を焼くと香ばしさに食欲が増進、お湯でゆでると茹で汁をスープが大好物です。
肉と野菜をメインに、足りない栄養をふりかけ粉や各種トッピングで工夫しています。 犬の食いつきが良くなる!トッピングやふりかけ粉は?

うちの犬はアレルギー持ちで、皮膚、下痢、目やにの症状に悩まされました。
ドッグフードをいろいろ試しましたが、どれも効果なし。友人の薦めで、手作り食へ変更しました。
ドッグフードのなかに含まれる何が原因で、アレルギーが発症するのか不明です。火を通した肉がメインの手作り食へ、食事を変更してから、ほぼ治りました。

犬に与える肉は、牛、鶏、馬、鹿です。
入手先は、スーパーや通販で人間用に販売されている肉、または肉の入手経路や衛生管理がしっかりした業者からに限定しています。

ローフードの問題点
ローフードで摂取が推奨されている食物の酵素で、胃酸をくぐり抜けて栄養素を吸収する腸まで達するのはほんの一部あり、これは最新の知見というわけではなく基本的な生物学の知識である。このように、酵素を含む食べ物の摂取が体に良いという考えは迷信であると指摘されている。
引用元: ローフード - Wikipedia

犬には野菜も必要です樫 さん

犬には野菜も必要です。
肉だけでなく、野菜の栄養についても把握します。ほうれん草やケールは結石がでやすくなる、またアブラナ科の野菜は腎臓に負担をかける...などなど。ときにサプリメントで栄養補給します。

【生肉食を与えて、注意している点】

BARF(生肉食)をやっていて、嫌だなと思う点は、お金がかかる、手間がかかって面倒くさい、でしょうね。 家は中型犬なのでなんとか対処できますが、多頭飼いや大型犬だったら、経済面で断念していたとおもいます。
あと手作り食の情報を集めると、色々な説が多く、何を信じたら良いのかと混乱します。私が出した結論は、自分にできる範囲、継続が可能な方法、犬の様子をよく観察するで対応しています。

【動画】生肉 + 野菜 (ローフード/BARFの食事)

生肉入りの手作り食が良い とまと さん

うちの犬は、遺伝的疾患により、肝臓が悪化しました。
食事療法と投薬で維持に努めてます。つきに一度、都内の大学病院へ通院中です。
状況にもよりますが、犬に与える餌は、生肉入りの手作り食(ローフード)のほうが、病状が安定する犬が多いそうです。

病気を抱えている犬でさえ、良い効果があるのだから、健康な犬でも健康状態を維持していく理由により、ローフード(Raw food)が良いと思います。
我が家では、生後3ヶ月の子犬から、他の3頭も、生肉入りの手作り食を与えてきました。一時、肝臓が症状が悪化した犬も、今は良好状態で元気です。
衛生管理と栄養バランスさえ心がければ、生肉は栄養価も高く消化もいいので、離乳食にも適しているのではないでしょうか?

生肉を与えるコツ、食べさせた効果 れろ さん

我が家では、ドッグスポーツで上位を目指しているので、より強く!より健康に!ということで、生鶏肉をがんがん与えています
与える鶏肉の入手先は、人間用にスーパーで売っているものです。特売でグラム38円位の胸肉や骨付きモモ、手羽先などなどです。
買ってきたら、そのまま冷蔵し、与えるときにハサミでばっさりと大きく切って、ドライフードに混ぜて与えています。

与えるコツとして、できるだけ大きいブロックの肉で与えます。手羽はそのまま、骨付きのモモもそのまま、犬が噛み砕いて食べています。
過去に、小さい骨付き肉を与えたとき、噛まずに丸ごと食べ、後から噛み砕かれていない小骨を、吐いたことがありました。

生肉を食べさせた効果ですが、ドライフードに比べると、嗜好性が抜群に良く、またウンチの量もグッと減ります。それだけ消化性が良いのだと思います。
骨は量が多くなると、うんちが白っぽくなりますが、その場合は肉を多くすると良い色になります。
衛生面の問題ですが、我が家は最初から購入する量を少なくし、新鮮ものものを与えるようにしています。
牛肉、羊肉も生で与えていますよ。

生肉食に切り替えたあと、チェックする点 ささの さん

生肉食に切り替えた後、犬の食いつき、残さず食べたか、だけが重要ではありません。
生肉を与えたあと、犬の体調や様子の変化を見逃さないことが大切です。

【生肉食に切り替えたあと、チェックする点】

1生肉でもアレルギー
生肉にしても牛肉にアレルギーが発症する犬もいます。アレルギー症状が少ないラム肉なら良いかもしれませんが、ラム肉は臭いで好き嫌いが強い傾向があります。
マトンやラムなどの羊、ジビエ肉など獣臭が強い肉を全く食べない犬もいます。
2下痢や湿疹
ドッグフードを食べて育った犬は、生食に変える時に消化できずに下痢を起こしたり、一時的に湿疹が発症します。
生肉は消化しやすいとはいえ、食べなれたドッグフードとは違います。今までドッグフードで溜まった毒素を排出するために、湿疹が出るという意見もあります。それがアレルギーになのかデトックスによるものなのかを判断するのは難しいです。
3体調の変化
生食にすると、食材から水分や栄養を補えるようになるので、水を飲む量が減ったり、便の量が少なくなったりします。排泄分の色や臭いも、変わります。下痢や便秘になる犬もいます。
4負の症状が変わらない可能性ある
手作り食に変えても、今まで悩んでいた症状が治るとは限りません。犬は外耳炎になったこともありますし、成長するにつれて涙やけの症状も出てきました。
5生食からドッグフードに戻すとき、苦労する?
ドッグフードに戻そうと思っても、一度生食の味を覚えてしまうと、フードを食べなくなったり人間の食事を欲しがったりするようになるかもしれません。 食事を選り好みするので、また他人やペットホテルに犬を預けたり、病院へ入院させたりが難しくなります。週に1食くらいは、ドッグフードを与えて栄養の調節をしたりフードに慣れさせておくことも必要です。

生肉食へ切り替えたあとは、体調管理やケアをしっかりし、犬の様子を注意深く見守ってください。

生肉食は良いの?悪いの?どっち? たぬき公園 さん

犬の食事に関する考えは、ドッグフード派、手作り派、ローフード(生肉)派、それぞれ主張があり、いろいろ議論されています。
ドックフードだけで良いとか。いや、餌には生肉を入れたのが良いとか。
骨は危険。いや、骨付きであげたほうが良いとか。 生の肉は細菌やウィルスがいるから危険だ。いや熱処理したら栄養素まで破壊されるので、肉も骨も生で食べれるのが良い。 犬に鶏やラムの骨、生で与えても大丈夫?

結局、生肉食は良いの?悪いの?どっちなの?この論争は、ネットで何回も繰り返され、なかなか終わりません。さらに続くでしょうね。

Re:犬に生肉食、メリットとデメリットあい さん

貴重なご意見ありがとうございました〜
生肉食は評判良く、悪くないと思うのですが、悪い方の話デメリットも知ることができました。 生も火を通すのも、食べさせるさいには衛生面、そして犬の体調に注視します。沢山情報くださりありがとうございました。