雑種、オス、1歳10か月、大きさは8kgほどの犬の飼い主です。
今まで似たような質問は多くありますが、もっと悪い状況ですので、改めて質問させてください。
小さい時からとにかく物への執着心が強く、近づいただけで唸って威嚇します。
エサと交換のトレーニングなどを根気強くやってみましたが、エサに興味を示さず、トレーニングになりませんでした。。
物に興味を示す前に(見付けた時点で)「ダメ」というと、それ以降は全く手出しはしませんが、一度自分のものになってしまうと、もう手がつけられません。
1歳をすぎたころから、自分よりも小さな犬やメス犬に対しても所有権を勝手に主張するようになり、他の犬が近づいて来ると、唸る吠えるどころではなく、「ウ”〜ギャンギャン」とキレて暴れます。
決して噛みつこうとしないだけ、少しはマシなのですが。
基本的なしつけは身についていません。
食事の前のオスワリ・マテくらいです。
飼い主の力不足もありますが、赤ちゃんの時から異常なほど我が強く、獣医さんもトリマーさんもびっくりしてお手上げするほどの変わった性格の持ち主なので、どんなに努力しても無理でした。
うちの犬を小さい時から知っている人も、うちの犬が悪い事をする度に「この犬にしつけは難しいよね」と同情してくれるほどの、問題犬です。
でも最後まで責任をもって愛情をかけて飼っていきたいので、周りに迷惑をかけないことだけを目指してしつけをしたいのです。
どうかご忠告をお願いいたします。
αかな?とも思ったりしましたが・・・
一度アルファ症候群などで検索してみてください、
少しは参考になるかも?
知人宅に大変類似した性格のワンちゃんがおり、
飼い主を縫うほど噛んだ事もあります。
獣医さんも怖がる凄さですが、
こちらのお宅は「この子はこういう性格なんだ」と
お互いが上手く折り合いを着けて生活していらっしゃいます。
(ちなみに体重10キロ♂雑種、7歳)
ようするに飼い主さんと愛犬ちゃんがどこで折り合いを付けるか?だと思うのです。
こちらで、本人を見ずに判断するのは大変難しいと思います。
まだ1歳10ヶ月、
一度しっかりしたトレーナーの方に相談されてはいかがでしょう?
うーん、私もみるくさん同様、「それぞれの犬の個性を認めた上で、どこまで人間と折り合いをつけるか」の問題になってくると思います。
お話を伺う限りでは、「一度自分のものにした物は断固として守り抜きたい!」という固い意志はあるものの、物に興味を示す前に禁止しておけばきちんと守るようですし、
他の犬に対しても、吠えたてて威嚇はしても噛みついたりはせず、ある程度の節度を守って自己主張しているようなので、これはこれでアリかなと思わないでもないのですが…
(強いて言うなら、獣医さんやトリマーさんにも驚かれるようだと、もし怪我や病気をした時、処置に困る可能性があるのが問題かもしれません;)
ひとつ気になったのは、しつけにエサを使った点です。
食べ物に目がない犬なら抜群の効果を発揮するのですが、物への執着が食欲を上回る犬の場合、餌は「ご褒美」として機能しないはずです。(エサなんかより、物の方が断然大事ですから…!)
まるるさんのワンちゃんにとって、価値の高いもの(今守っているものより、もっと守りたがるもの)をご褒美として与えることができるなら、それを使ってもう一度交換、オフ(出せ・離せ)のトレーニングをしてみてはいかがでしょう?
例えば同じものを2つ用意しておいて、1つは守らせ、もう1つはこちらが持って誘いをかけ、きちんと手放したら(交換させたら)、取り上げた方のものも与える、というふうに、
「物を守らなくても取り上げたりしないし、たとえ取り上げられてもすぐに返ってくる」という事を覚えてくれればもっと一緒に過ごしやすくなると思います。
(力尽くで取り上げようとすると、一層必死に守って、最悪噛みついたりするようになる危険性もあるので、できれば自分から進んで手放すようにしたいですね…。)
もちろん、一度物を守りだしたときはそばに寄らない、というのも一つの折り合いの付け方ですし、守りたくなるようなものは何一つ置かない、近づけさせない、という最終手段もあります。
長期戦覚悟の知恵比べ・根競べにはなりますが、お互いうまくゆったり過ごせるよう応援しております。
ではでは、長文失礼しました。
みるくさん、ケイさん、ご返答を下さりありがとうございます。
(お返事が遅くなり申し訳ありません)
アルファに関しては、家に来た赤ちゃんの時からその傾向があったので、ネットや本で情報を得て対処をしてきました。
獣医さんに相談しても、このキャラクターは治りにくいとのこと。
飼い主のほうが上位だという認識はしているようなので、しつけをしっかりするように、と忠告されました。
みるくさんの「折り合いをつける」というお言葉に、とても助けられます。
このままで良いのか、やはり強制しなくてはいけないのか、と悩みましたが、周りに迷惑をかけないことだけを気をつけて、割り切ることにします。
年が明けたらトレーナーをつけることにしました。
ケイさん、たしかに怪我の時に処置に困り、軽度の怪我にもかかわらず全身麻酔を打つことになってしまいました。
とにかく我が強く自分のパーソナルスペースを侵されることを非常に嫌がります。
訓練に関しては、最近ようやくこちらの言うことを聞くようになったので、あせらず少しずつ進めてみます。
つい他の犬との成長スピードを比べて、わが犬の幼さにがっくりしてしまいますが…
(実際、子犬だと勘違いされたことが何度もあります)
あせらず、ゆったりと「知恵比べ」することを心がけます。
お二人とも、大変貴重なアドバイスを下さり、本当にありがとうございました。
気持ちが軽くなりました。心より感謝いたします。