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部屋の一角を占有し、飼主に唸る・吠える

脇坂 勝 さん 2009/11/12(Thu) 12:43:45

妻と私の飼っているトイプードル5歳の犬についての相談です。
冬になりコタツを出した時、コーナーのあるポジションを占有し、動かしたりしようとすると唸ったり、噛み付こうとします。
何故なのか?又対処法を教えて下さい。

Re: 部屋の一角を占有し、飼主に唸る・吠える

ケイ さん 2009/11/12(Thu) 21:33:43

あるポジションを占有、と仰っているように、おそらくこたつの一角が、わんちゃんにとっての自分の領域(ハウスやクレートのような安全地帯)になっていて、その場所を守ろうとしているのではないでしょうか。
落ち着ける場所やおもちゃ・食べ物・人などなど、自分の好きなものを守る本能は、多かれ少なかれどの犬も持っていますから、この場合、たまたまそれがこたつの一角だったのでしょうね。

対処法は、脇坂さんと奥様のお二人が今後どうしたいのか、というのにもかかっているのですが、
(そもそもこたつのある部屋にわんちゃんを入れない、とか、その場所に段ボールや漬物石など障害物を置いて座れなくしてしまうという選択肢もないわけではないのですが、やはり普段は一緒にくつろいでいたいのですよね?)

「こたつの一角にいるのは構わないけれど、どいてほしい時には大人しくどくよう教えたい」というのであれば、おやつやおもちゃなど、わんちゃんの好きなもので誘導して、ほかの場所に移動させる(このときオイデ・どいて、などの言葉とセットで教えると便利かと…)のが、一番波風の立ちにくい方法かと思います。
もともと「ハウス」や「持ってきて」などの指示語に従うようなら、それを利用するのもお勧めです。

ほかの方法としては、こたつのある部屋に入れる時はハウスリード(邪魔にならない軽いヒモなど)をつけておいて、直接触れずに制御するというのも手です。
ただし上記の方法と違って、強制的にどかされたという思いは残るかもしれません。
(あまりにその場所を守ることに固執して、おやつやおもちゃに興味を示さないようだと、この方法でどかし、移動したことを褒めて教えるしかないのですが…)

5歳というと、分別盛りでお互いの手の内も読み切れている頃でしょうか。
ちょっと強く出ればお二人が引き下がってくれる、というのも、分かっているのかもしれませんね。
そのこと自体は構わないと思いますが、(下手に強硬手段に出ると、関係をこじらせてしまうリスクがありますし、犬の意思表示を読み取るのも悪いことではないですから…)
時には人間が先回りして、嫌がられることも、うまく丸めこんでしまうのもありだと思いますよ。

Re: 部屋の一角を占有し、飼主に唸る・吠える

wanz さん 2009/11/13(Fri) 11:51:30

ケイさんとほぼ同じ意見です。
うちの犬は、仔犬の頃から自己主張が激しく、テーブルの下やソファなど、自分の居場所を決めると守る子でした。

まず、“退いて”“出て”“下りて”など、体に触れずに場所を移動させるコマンド(指示語)を状況に合わせて数多く教えました。
たとえば・・・

ソファに上がっている時→“下りて”
犬の居場所に掃除機をかける時→“退いて”
テーブルの下にいるとき→“出て”
距離を置きたいとき→“ハウス”

などなど、何をしてほしいのかをコマンドで伝えます。
コマンドを教える時は、ゲームのように楽しく、「指示通りに動くとすごく得だな」と学習させるようにしました。
なので、日常生活で実際にそのコマンドをいきなり使うのではなく、コマンドを教える時間を作る必要があります。

ソファの上にいる犬に“下りて”と指示して、おもちゃやおやつを見せ、下へ誘導して与えます。
これをひたすら繰り返すだけです。
自ら下りるという選択をするように導き、それをほめてあげることを繰り返すわけです。
ソファではなくコタツやテーブルであれば、“下りて”を“出て”や“退いて”に換え、同じようにして教えます。

ゲームのように楽しさを演出しながら教えます。
できなくても叱ったりせず、できたことをほめるようにします
このようにして、コマンドを一つ一つ教えてから、日常生活に活かしていきます。

“唸る”“吠える”で自己主張されるのは、とても不快なものなので、それに対して“叱る”“体罰”等の手段でやめさせようとする飼い主さんもいますが、それは避けた方が良いです。
この場合の“唸る”“吠える”を罰すると、犬は“咬む”という手段を取るしかなくなります。
目的は「場所を守らせないこと」「場所を移動してもらうこと」であり、「“唸る”“吠える”をやめさせること」ではない・・・これをしっかり頭に入れてみてください。
常に指示する時の目的を見失わないように注意します。

犬が唸ったり、吠えたりすると、ついカッとなったり、動揺してしまいがちですが、そういうときこそ冷静さを保つことが大事です。
前もっていつものパターンに陥ることを防いだり、いつものパターンになってしまったときの逃げ道(手段)を予め用意しておくことも必要かと思います。
その方法はケイさんのアドバイスの中にもあります。