トイ・プードル

トイ・プードルの特徴は、小さい体、長くてカールして被毛、優雅な外見、テディベアーのような愛々しい表情豊かな顔です。
可愛い容姿に癒され熱心なファンが多く、愛玩犬として人気犬種１位を長く維持しています。

性格は、知的で遊び好き、社交的、飼い主との信頼を大切にします。
様々な環境やモノへの興味関心も強く、学習能力が高いのでシツケも入り安い。逆に知的好奇心が高いため、ずる賢い一面もありイタズラを覚えるのも早いです。

小型犬で多くの運動量を必要としないため、アパートやマンションなど小さなスペースでも飼育が可能です。 マンションで犬の飼い方

プードルは抜け毛（シングルコート）が少ないので、換毛期に大量の抜け毛で掃除で苦労する心配はないです。
フケが原因の皮膚炎も少ない。
抜け毛が少ない分、被毛は長く伸び続けるため、カットやブラッシングをして毛玉防止など頻繁なお手入れが必要です。

トイプードルの体型は、胴の長さと足の長さを比較し3タイプあります。
(1)スクエア、(2)ハイオン、(3)ドワーフ。 プードル体型 3種類の違い解説、どれがいいの？

幼犬期から社会化し、正しく訓練されていれば、子どもや他のペットとも相性がよく一般家庭で飼いやすい。
ただ、トイプードルは体が小さいので、丁寧な接し方が難しい小さな子供がいる家庭では、周りの大人が注意する必要があります。

トイプードルの飼い方、注意事項と飼育するコツのまとめです。
※ 飼い方の基礎編・犬種の共通項目は 犬の飼い方 20種類の準備リスト をご覧ください。

1. 準備

犬が落ち着いてすごせる環境（ハウス、トイレ、食器、吸水器...）を用意します。犬を飼う準備、必要グッズと費用リスト
食事の回数、タイミング、ドッグフードの種類は、譲渡元ブリーダーさんやショップへ問い合わせます。最初は、同じドッグフード、同じ方法、同じ用量で犬に食事を与えます。

2. 新しい環境になれる

犬を迎えれ入れたら、まず「新しい環境に慣れさせる」のが大事です。
新しい場所や状況に犬が適応し、飼い主と信頼関係を構築できるまで時間が必要です。疲労やストレスが原因で食欲減退、体調を崩すことがあります。

犬が新しい環境に慣れるまで、飼い主さんはゆっくり待ちます。
子犬は眠り続けます。そっとしときます。かまいすぎは避けます。夜鳴きや甘え鳴きの対応が必要な犬もいます。子犬のクンクン甘え鳴き止める

3. しつけトレーニング

トイ・プードルは賢く学習能力が高いので、しつけがしやすいです。
「トイレのしつけ」は早い時期から始めます。犬にトイレのシツケ、対策と覚えるコツ

幼いころから、パピークラスに参加し基礎訓練することで、自信を持ち順応できるようになります。

4. 食事・健康管理

トイプードルはおねだり上手で、飼い主も多くの食事やオヤツをあたえがちです。
肥満になりやすいので、オヤツや余計な褒美など摂取量を制限することが大切です。　犬が太りすぎ？肥満度をチェックする方法

体格や年齢、そのときの状態にあった栄養バランスが良いドッグフード、そして適正な給餌量が必要です。

飲み水はいつも新鮮な水道水、水分の量は気にせず犬が欲しがるだけ与えます。皿、ボトル、飲み口を綺麗にします。 犬はミネラルウォーターを飲める？

また毎年のワクチン接種、定期的な健康診断が大切です。
定期的な検診は忘れがちなので、ワクチン接種のさい健康診断も同時に受診します。 犬の定期健康診断の料金はいくら？

5. 運動と遊び

トイ・プードルは活動的でエネルギッシュな犬です。健康のため定期的な運動が必要です。
毎日の散歩では時には走らせたり、庭や部屋で安全なケージを設置し走りまわれるスペースを作ります。

トイ・プードルは学習能力が高いので、たくさんの芸や服従訓練を教えます。
夢中にさせ刺激をあたえるボール遊び、アジリティなど飼い主と一緒に楽しい時間をすごします。犬の服従訓練、効果的なやり方やコツ

6. グルーミングお手入れ

被毛の清潔を保つため、定期的なグルーミングは重要です。
頻繁にブラッシングをし、抜け毛や皮膚の汚れを落とす。そして、数ヵ月に1回は必要に応じてシャンプーやペット美容室でカットが必要です。 プロのトリマーに依頼する方法もあれば、器材を購入し飼い主がカットします。

7. 社会化

トイプードル子犬の社会化は、早い時期から始めます。
人間社会や他の犬との関りに適切な行動を教えるため「犬の社会化」は大切なプロセスです。

トイプードルは賢く社交的な犬種なので、適応力は高いです。
人と犬の交流を促進し、多くの環境にふれ良い経験を積み、適切な社会化を実施します。 子犬の社会化、時期や注意点

8. 愛情と時間

トイプードルの飼い方で最も大事なのは、犬へ愛情と時間をかけることです。
犬を家族の一員として迎え、時間をかけ犬とのコミュニケーションをとり、愛情と絆を構築します。人と犬が互いに成長し、最高のパートナーになります。　犬と信頼関係をつくる方法